温泉に含まれるカルシウムなどの成分は温泉の配管詰まりや、熱交換器の性能を低下させるスケールの原因となります。

クリアライト工業の温泉スケール抑制剤はスケール付着を抑制し、温泉の安定供給を実現します。


温泉スケール抑制剤は4タイプ

温泉スケール抑制剤は全部で4タイプあり、温泉の泉質毎に使い分けることで、最善の効果を発揮することができます。

スパガードA   スパガードP   スパガードM   クリアライトW

温泉スケールによるトラブル

スケールとは温泉水中に含まれるカルシウムなどの成分が結晶化したものです。スケールは温泉配管内、ろ材、熱交換器などといった温泉水が通る全ての箇所に発生します。その結果、配管の詰まりや熱交換効率の低下といったトラブルが発生することになります。

スケール付着の例

固着したろ材(アンスラサイト)  スケールの付着したプレート熱交

カルシウムスケールで閉塞した温泉配管

マンガンスケールで閉塞した温泉配管

鉄錆の付着したプレート熱交    鉄錆とカルシウムのスケール

温泉スケール抑制剤の特長

①低濃度でスケール抑制効果を発揮します

クリアライト工業のスケール抑制剤は低濃度でもスケール抑制効果を発揮します。

②低金属腐食性

クリアライト工業のスケール抑制剤を添加しても、銅、鋼、ステンレス、亜鉛などへの金属腐食量に変化はみられません。

③無害な原料を使用しています

クリアライト工業のスケール抑制剤に使用されている原料は刺激性、毒性が非常に低く、使用濃度まで希釈することでほぼ無害な状態になります。特にクリアライトWは日本給水用防錆剤協会の認定品です。

温泉スケール抑制剤の作用機構

①結晶の歪み作用

カルシウムなどのスケール成分が互いに結合して結晶を生成する際、スケール抑制剤が取り込まれることで結晶を歪める作用があります。歪められた結晶は結晶同士の結合や金属表面への吸着力が弱められ、スケール化が抑制されます。

②スレッシュホールド効果

スレッシュホールド効果とは、化学量論的に要求される濃度よりはるかに低い濃度でスケールによる濁りや沈殿を抑制したり、遅らせる効果をいいます。スレッシュホールド効果は、一旦、過飽和状態にあるスケールの水溶液がバランスを崩すと短時間に多量のスケールを生成することが有りますが、上記結晶の歪み作用との相乗効果でスケールの付着を長時間抑制することができます。

③キレート作用

リンを含むスケール抑制剤の場合は、リンと酸素の原子が鎖状に結合した大きな分子からできており、これが水中に存在するカルシウムなどの2価の金属イオンと錯塩を形成します。


スケール抑制 実施例

温泉スケール抑制剤の選定

クリアライト工業では温泉水を用いて各種試験を行ない、現場ごとに異なる温泉水の泉質に対して最適なスケール抑制剤をご提案いたします。

①スケール付着試験

モデル熱交換器にお湯を循環させ、温泉水を加温します。その際に熱交換器表面にスケールが付着しますが、スケールの付着する量を比較して最も適したスケール抑制剤を選定します。

②スケール析出試験

温泉水に各種スケール抑制剤を添加した後、温泉水を加熱してスケールの生成(結晶化や沈殿)を加速させます。

その後、スケール化せずに温泉水中に溶けたままになっているスケール成分の濃度を測定し、スケール抑制率を算出することで最も適したスケール抑制剤を選定します。

温泉施設での注入例

・原泉ポンプ付近に注入すれば、ポンプへのスケール付着も防止することができるのでおすすめの注入方法です。

・原泉ポンプ付近に注入出来ない場合は、貯湯槽の手前の配管などに注入してください。