◎臭化リチウムとは

 

臭化リチウム溶液とは吸水性に優れる液体で、吸収式冷凍機の吸収溶液として約55wt%水溶液が使われています。

臭化リチウム(LiBr)は炭酸リチウム(Li2CO3)と臭化水素酸(HBr)から作られます。

Li2CO3 + 2HBr → 2LiBr + CO2 + H2O   

原料の炭酸リチウムや臭化水素酸は全て中国等からの輸入に頼っているのが現状です。

近年、リチウム(Li)は電気自動車の電池としての需要が高まっており、貴重な資源枯渇や高騰が問題となっています。

 

弊社では臭化リチウム溶液を、炭酸リチウムと臭化水素酸から作る他、吸収式冷凍機の撤去に伴い発生する臭化リチウム故液を原料として製造しています。


◎吸収式冷凍機とは(冷水発生の原理)

 

①水は大気下では100℃で沸騰しますが、真空に近い状態(1100気圧)では5℃近くで蒸発します。冷房に使用する冷水(15℃)が通ったチューブに5℃の水を滴下するとチューブ表面に落ちた水は熱を奪って蒸発するので、気化熱によってチューブ内の水は約7℃に冷やされます。(蒸発器)

②ここで水を循環利用するため臭化リチウム溶液(Li2Br)を使います。濃い臭化リチウム溶液は蒸発した水を吸収します。(吸収器)

③水を吸って薄くなった臭化リチウム溶液はこれ以上水を吸収できなくなると、別の部屋に送られ加熱されます。(再生器)

④加熱により蒸気が発生しますが冷やされ水になります。(凝縮器)

 

⑤再び①項に戻ります。